Indonesia training Day6

· Indonesia

実機訓練最終日。
Halim から Bogor (Atan空軍基地の近く、大統領宮殿の辺り)の空域まで高度2,500ftで飛んで、そこで、Bank30°、45°の練習をして、Halimに戻った。その後、HalimでTGL(タッチ・アンド・ゴー)の練習をするはずだったが、雨が降っていて滑走路が滑りやすい状況だったため、地面に降りて天候回復を待つ。結局、天候は回復せず、本日は一時間で終了。インドネシア渡航でのフライトは合計で20時間となりました。せっかく乗ってきたところなのに、最後にTGLの練習ができなかったのは残念だけど、何も知らなかった渡航前と比べて、格段に上達した実感を得られたので、一応目的達成です。

Bank30°は、高度が落ちやすいので、Control Stick(操縦桿)を引いて高度を維持しながらBANK30°を維持する。
Bank45°へロールインする時は、まずBank30°の位置で操縦桿を止めて、パワーを2,300-2,400rpmくらいにまであげ、それからBank45°の位置までロールする。Bank45°では高度の維持が大変。自分がやった感じでは、AIとVSIの表示にズレが生じていたので(AIではVSI±0に見えるのに、VSIで見ると、-300ft/mだったりした)ので、継続的なロールの時はVSIを維持するようにしたら、うまくできた。ぐーっとGが体にかかる感じ。Bank0°へ戻すときも、いっぺんには戻さず、いったんBank30°で止めて、パワーを2,100rpmくらいにまで落として、それからBank0°まで戻す。

Halimへの着陸は、Tama Miniが見えたを右折でDown Windに乗り、Base Legは高速道路を超えたところからFinalに入る感じ。今回は、高度をAbeamからBase Legに向かうところで意識して下げたので、うまくセンターラインに乗れた。あと高度は、Stickではなく、「パワーを使って操作するように」教官からいわれた。“Many students don’t understand this.“といっていた。

RunwayにTouchしたところからは、失速の瞬間に機首上げを結構思い切ってやると吉。だけどまだまだうまくいかない。そして、滑走のスピードが下がるまで、ラダーでセンターを保つ。

Taxiは結構うまくなった。いつも最後の最後で、誘導員をミンチにしないか不安になるけれど。

その後は、オフィスでATCの試験。インドネシア航空局の航空管制官がやってきて、まずはペーパー、次に口頭でのATC試験。ペーパーは勉強の成果もあり90点でパス(70点以上合格)。
口頭は、試験官が管制官の役、自分がパイロットの役になってやるのだが、さすが航空管制官だけあって、英語の発音がインドネシア訛が少なく自然で、聞き取りやすかった。注意しなければいけないのは、ATCの練習をしている時は、管制相手のコールサインが、Polonia Tower、Sultan Infomation などとかかれていたのが、試験問題ではAerodome Control、FIS(Flight Information Service)などとなっていたので、自分が通信しているPolonia Towerがどの分類に入るのか、を理解していないとちょっと戸惑う。
口頭試験の結果は、途中、Runway05をRunway03と聞き間違えて、“Negative! I say again, Runway05”とやられたりなど、最初は緊張して単純ミスをしてしまったが、後半からはだんだんATC交信にノってきて、90点でパス(70点以上合格)。試験官に、excellent!とホメてもらい、無事、ひとやま超えて肩の荷が下りました。ただ、次回の渡航までに忘れないように、沢山ATCを聞いて、訓練を継続しないといかんです。

インドネシアのトイレ。トイレットペーパーがなく人々は「左手」で拭いて、水でその手を洗う。食事の時は、右手しか使わないで食べる。ただ左手でフォークとか持って、食べ物おさえたりするのはいいそうだ。みんな右手を使って素手で食べる人が多い。

イスラム祈祷所。インドネシアは国民の約8割がイスラム教徒(ムスリム)。現地スタッフに聞いたところ、お祈りの時間は一日五回。4:30, 12:00, 15:30, 18:50, 19;00。あと毎週金曜日には、12:00に特別なお祈りがあるらしい。この時間になると、モスクから大音量でコーランがかかる。現地スタッフに、お祈りの時間だけど、君はいかないのか?と聞いたところ、「ちょっと面倒なのでさぼっちゃってます・・・」といっていた。人によって信仰心の浅い深いもあるようだ。そういえばこの国では、女性の半分以上がベールもしていない。比較的ゆるい感じ。ただ、先日ジャカルタで豪雨のときは、イスラムの高名と見られる祈祷師が、天に向かって雨よ止まれのお祈りをささげている姿が報道されていた。
イスラム教の教義には、六信五行というものがあり、その6番目には、定命(カダル)というものがあり、「すべての人間や万物そのもの運命は、神(アッラーフ)によって定められている」とされているため、程度に差はあれど、運命論者が多い。
そういえば、ドラマ『仁-JIN-』に出てきた南方先生が難しい手術をする時の口癖は、「神は超えられる試練しか与えない」というものでしたね。これもある意味、運命論か。

PK-SDRの整備士。

そういえば3~4年ほど前には、JPMorgan東京支店長が、インドネシアに訓練に来てたそう。こっち来て、意外と多くの人が趣味で飛行機の免許取りに来ているんだなーって思いました。次回、GWに渡航するときは、一同時期に渡航する訓練生が5人いるそうです。機体は一つなので、一回に乗る時間は2時間くらいになりそうだけど、お互いに情報交換したりできるし、ちょうど良い訓練ペースになりそうです。年間では日本からインドネシアに60人くらい訓練に来ているそう。

<Google Maps の航空写真>
Halim空港
Cirebon空港
Semarang空港(たぶんここ)
Airportのことをインドネシア語では、Bandara(バンダラ)という。
ハリム空港だと、Bandara Halim となる。

Jakarta - Bogar - Bandung - Ciebon - Semarang の位置関係